2016年2月5日金曜日

セルロースファイバーとホウ酸

セルロースファイバーは防火性と防虫・防カビ性を付加するためにホウ酸が使用されていますが、
住宅でホウ酸を使用した時はどのような効果が得られるのか見てみましょう。


ホウ酸塩鉱物

ホウ酸採掘場



①・・・防虫性

ホウ酸は、人間やペット、駆除対象とならない哺乳生物に対する毒性は非常に小さく、ゴキブリやシロアリに対して強い毒になります。
そして臭いもなく揮発もしません。他の殺虫剤と比べると昆虫はホウ酸に忌避性を示さないので
ホウ酸を処理した箇所を何度も通り抜けそして死に至ります。

ですのでゴキブリは、散布した個所を何度も通ることになるのでホウ酸の粒子が体に付着し
ゴキブリが、触覚や足から粒子を取りぞのくグルーミング(毛づくろい)する際に体内に入り
死滅していきます。


②・・・防カビ性

ホウ酸にはカビや腐朽菌に対しても効果があり、カビの除去や抑制にも使うことができます。


哺乳生物に対する毒性が非常に小さいのは、哺乳生物には体の中で浄化する器官が備わっているからです。それは腎臓です。
もし口に入ってしまったとしても、食塩で危険と言われている量とほぼ同量なのです。
そして、ホウ酸は揮発・蒸発しないので半永久的に効果が持続してくれます。

弱点があるとすれば、洪水などの自然災害で家が浸水し完全に水につかってしまった場合
ホウ酸は水に溶けだして流れていってしまいます。
つまり、結露が発生しないお家ではホウ酸はずっと効果を発揮してくれます。
断熱性がよく、そして結露が発生しにくく、カビや白蟻問題から解決してくれるのが
セルロースファイバーの利点でもありますね!

※木材のカビと白蟻問題は別途ホウ酸処理をした場合効果を発揮します。

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