2014年12月14日日曜日

結露とダニの関係

今回は結露とダニの関係について

前回、結露が発生する事でカビが繁殖する事を書きましたが、カビが発生すると今度はそのカビを餌に「ダニ」が発生します。

住まいで発生するダニは、

かゆみを起こす・・・「ツメダニ」
アレルゲンの原因・・・「チリダニ」
様々な食べ物やカビを摂取する・・・「コナダニ」

等の種類がおり、この中で全体の7割を占めるのが「チリダニ」になります。

この種は、刺す事はありませんが、抜け殻やフンがアレルゲンの原因になると言われています。

「チリダニ」が増えると、それを餌として「ツメダニ」が増えるので特に注意が必要になります。
小児喘息の80%~90%がダニアレルゲン起因によるものだと言われています。

ダニのフンや脱皮殻、あとはダニの死骸は形がそのまま残るのではなく、
風化と共に砕けて、小さくなっていきます。

何度も何度も砕けることで、最終的には非常に微細な粉末になり、少しでも風が吹けば
簡単に空気中に舞い上がり、しばらく空中に浮遊し漂う事になります。
そして厄介な事に、少しでも風が吹けば空中に舞い上がるため、人が歩くだけでも
再び空中に浮遊してしまいます。

つまり、呼吸をするたびにこれらを吸い込むことになるのです。

ダニもカビと同じように湿度が75%前後で活発に活動を行います。
喘息が梅雨時に症状が悪化するのはこれが原因なのです。


セルロースファイバーをオススメする理由の一つに調湿があります。
調湿の力で、上記のダニやカビの繁殖を防ぐ事にもつながり快適な空間も作る事ができます。


人が快適と感じる温度と湿度はこちら。

夏                      冬
温度:25~28℃、湿度55~65%  温度:18~22℃、湿度45~60%


そして、セルロースファイバーは湿度が60%を超えると調湿をはじめます。


つまり、湿度の対策(コントロール)をする事は、建物にとっても人体にとっても非常に重要な事だったのです。

これから住宅を考える方は一度、断熱材にも気を配ってみてはいかかでしょうか?

2014年12月5日金曜日

結露の怖さ

なぜ結露が起こると、どういった問題があり、なぜ結露を抑える必要があるのか?
今回は結露について書いていきたいと思います。

結露により、大切なお家が腐敗しボロボロになると言うのは大分認知されてきました。
これは日本の住宅の寿命が諸外国に比べると、著しく短い理由の一つでもあります。

「結露はカビを呼び、カビがダニを呼び、ダニ・カビがシックハウスを起こす。」

結露が発生するとこのような流れで、私たち人間にも影響を及ぼします。

カビは、酸素、温度、栄養源、水分があればどこにでも繁殖します。
温度20℃~35℃、湿度60%以上を好み80%以上になるとカビは大繁殖すると言われています。
お風呂場でカビがすぐ発生するのは湿気が籠りやすいからです。

カビは様々な物を栄養源に出来るので、カビの対策をしようとすると対策を取れるのは水分(湿気)だけになります。

湿度が60%以下になると生育できないカビがほとんどです。この湿度を抑えることでカビの繁殖も抑えることが出来ます。


<カビ対策まとめ>

・十分な換気を行う(浴室は特に)
・こまめな部屋の清掃(エアコン内部は特に)
・結露の防止
・結露水を放置しない

以上の事を気を付ければ、目に見える結露によるカビの発生は抑えられると思います。

じゃあ目に見えない結露は?たとえば、壁の中で結露が発生していたら・・・?

そんな心配を断熱材で解決するのが「セルロースファイバー」です。

セルロースファイバーは湿度が60%を超えると、調湿を始めます。

断熱材が調湿効果を保有しているのが「セルロースファイバー」の特徴でもあります。

セルロースについて詳しいお話が聞きたい場合はお気軽にお問い合わせください。

次回は、結露~ダニについて~書きたいと思います。