2015年7月26日日曜日

熱の伝わり方3つの性質

前回の続きです。

熱は一般に高温部から低温部へと移動する性質も持っています。


この熱の伝わり方には3つの形態があります。

①熱伝導 ②対流熱伝導 ③熱放射(輻射熱)

~対流~

対流とは、気体の動きで起る現象です。身近な例としてはエアコンがあります。
エアコンは、温風や冷風を放出することで、強制的に対流を起こさせる方法です。

~伝導~

伝導とは、物体の中を熱が伝わる現象です。身近な例としては氷枕や湯たんぽです。
接触によって熱が高いほうから低いほうへ伝わる性質を利用した方法です。

~輻射(放射)~

直接身体に熱が移動して冷たさや暖かさを感じる現象です。
全ての物体は温度が絶対零度でない限り、表面から熱を電磁波の形で放射しており、その電磁波を第二の物体が吸収すれば、熱が伝わったことになります。

例えば冬、縁側で日向ぼっこをしていると、外気温が低くても身体がポカポカと暖まります。また夏、ドンネルの中に入ると身体がひんやり涼しく感じられます。
これらは外気温自体はほとんど変わりがないのに、太陽熱が身体に移動したり、身体の熱がトンネル壁面に移動することによって、身体に感じる温度が違ってくるからです。

つまり、輻射(放射)とは”物質を介さず温度の高いほうから低いほうへ熱が伝わる”という現象です。


建物の全体の熱移動の約75%は、輻射(放射)による熱移動なのです。

しかし、約75%の輻射による熱移動に対策を講じた建物はほとんどありません。
つまり、75%の影響がある輻射熱に室内環境を左右された状態の建物が大多数を占めているのです。
輻射熱に対する効果的な手段は、熱を反射することです。
 
熱を反射するには遮熱シートを屋根に施工します。

         そして、遮熱シートは輻射熱(放射熱)を97%カットします。

遮熱シートは太陽からの放射エネルギーのほとんどをカットして、熱放射による温度の上昇を抑えることで優れた遮熱効果を発揮します。
遮熱シートの実験機具がございますので、興味のある方はぜひお越しください。

2015年7月25日土曜日

暑い日が続くようになってきました

すっかり夏の気候になりましたね。
熱中症対策はしっかりと取るようにしましょう。

夜に室内が25℃以上という暑さになり、家の中ではエアコンなしではいられない・・・
俗にいう『熱帯夜』ですが、室内は暑すぎるのに外に出ると夜は結構涼しいんですよね。

外が涼しいのに、なんで家は暑いのか?

それは、日中は屋根や外壁が熱せられて貯め込んだ熱を、
部屋の中に放出しているからです。

断熱材が入っているから大丈夫なのでは?って思われますが、
壁に使用する断熱材は、空気の働きで熱の移動を遮断するので
対流熱や伝導熱による熱の移動を遮断します。

屋根や外壁から放出される熱は、輻射熱なので壁は遮熱塗料を使用したり
屋根は、遮熱シートをする事でこの熱の問題は抑える事が出来ます。

次回は、この対流熱・伝導熱・輻射熱について書こうと思います。

2015年7月20日月曜日

ホウ酸の殺菌効果で・・・

ホウ酸は、ゴキブリ団子などで防虫性がある事は有名ですが、殺菌作用もあるのでカビに対しても有効です。

この殺菌効果で、とある事に使える事が・・・!


それは蒸し暑い日が続くと、靴の中が蒸れて足の臭い気になりませんか?
なんとホウ酸は、足の匂い対策になるんです。

足や靴の匂いは、そこに繁殖する細菌類が元となって匂いがします。

ホウ酸は殺菌作用があるので、その元となる細菌を殺し匂いを軽減する事が出来ます。

ホウ酸を溶かしたぬるま湯に靴下や靴を浸け、脱水してから天日干しすると
靴下や靴に染みついた臭いが、かなり薄れます。(漬込む時間は臭いによって調整しましょう。約1時間ぐらい)

ホウ酸自体は薬局などで購入する事が出来るので、臭いが気になってた人は一度試してみては・・・?

ちなみに、桶にぬるま湯を張りホウ酸を溶かしてから足を浸け、指の間などを洗えば
足の臭いも軽減しますよ!

これから夏、真っ只中に突入するので頭の片隅にでも入れておくと役に立つかもしれませんよ(^o^)

2015年7月19日日曜日

日本の宿命、梅雨の季節・・・

日本の風物詩の一つ、「梅雨」
この時期のジメジメ、蒸し蒸しに負けてはいけない・・・!

さて、この梅雨の季節に除湿はどうしていますか?


除湿機やエアコンに頼ってしまう人が多数な気がしますが、
扇風機を使用している人たちはこれを実践していただきたい。


それは、除湿機に頼らずに湿気を取る方法・・・!

知ってる人もいるかもしれませんが、
まずペットボトルに7分目まで水を入れて凍らせます。

そして、それを部屋に置くだけで室内の湿気がペットボトルの表面で
結露が発生してどんどん水滴が溜まります。
ペットボトルの下にバケツや、桶を置いておくと水滴の処理は簡単です。

扇風機も一緒に使用すると、効率は上がります。(扇風機の風が当たるように置いておく。

エコ意識が高い方は、試してみると面白いぐらい取れます。


これは、凍らせたペットボトルを冷やして結露を発生させ、湿気を取るメカニズムですが、
これを家に置き換えて考えてみると、壁内結露してしまうお家は、まさにこのような状態になっています。
壁内結露は発生すると、構造材の腐食や白アリなどを呼び寄せてしまう、家の病気です。

家が健康な状態で生活するためには、しっかりとした結露対策をする事が大事ですね。

原材料が紙(新聞紙)のセルロースファイバーは、断熱材自体が湿気を吸放湿する
調湿性を持っているので壁内結露が起こりにくい断熱材です。

過去に靴箱の中や、タンスの中に新聞紙を敷いた事はありませんか?
昔の人は今みたいな、どこでも情報が手に入るような生活じゃ無かったのに
当たり前のように、合理的な事をしていました。

誰にも言われていないのに、新聞紙が湿気を取る事に関して優れていることを知っていたと
言う事は、凄い事だと思いませんか?

逆に今の生活は、電化製品が発達して昔じゃ当たり前だった事が忘れさられている気がします。



これから新築を建てる方や、断熱リフォームをお考えの方、セルロースファイバーはオススメです。
断熱材をセルロースファイバーに変更したいとお考えの方も、みのやへご相談ください。

2015年7月14日火曜日

湿度との戦い

こんばんは、先週ぐらいから唐突に暑くなりましたね。
5月は暑くて、これは6月がやばそうだとエアコンの準備を早々に済ませて
準備万端で6月を迎えたら、今年はとても涼しい夜が続いていましたね。

なので、6月はまったくエアコンを使わなかったですが、昨夜のムシムシ感に耐え切れず
エアコンの出番が来ました。

湿気さえなければ、普通に過ごせる温度なので別な物で湿度の調整が出来れば
エアコンの出番はまだ当分先になったんだろうなぁ・・・とセルロースファイバーを見ながら
思っていました。

さて、セルロースファイバーは一般的に使用されているグラスウールに比べると値段は
作業手間がかかる分少し割高になります。

しかし、グラスウールには無い調湿性を持ちその他にも様々な高い効果を保持しています。

<<セルロースファイバーの特徴>>

断熱性

調湿性

耐火性

吸音・防音性

防虫・防カビ性

高品質・安全性


セルロースの特徴を上げますと、大体このような特徴があります。

みのやには、セルロースの実験セットが完備してあるので、セルロースに興味のある方は
一度ご来店してその目で見て頂けると、凄さがよくわかります。

弊社のホームページにセルロースの動画も掲載してあるのでそちらもご覧ください。