2013年8月4日日曜日

みのやのセルロースファイバー その4

今回は『耐火性』についての紹介です。

みのやのセルロースファイバー(以後:CF)はアメリカ、InCide PC社のCFを使用しています。

その理由とは・・・


アメリカ合衆国において、セルロースファイバー断熱材は米国消費者製品安全委員会(Consumer Products Safety Commission, CPSC)の厳しい燃焼性規格に適応していなければなりません。

耐火性を確保するために難燃剤が製造過程で添加されます。

InCide PCセルロースファイバー断熱材に添加される難燃剤はホウ酸(Boric Acid)で、セルロースファイバー断熱材はクラスAの等級を与えられています。


1996年12月の天然資源保護協議会( Natural Resources Defence Council, NRDC)は、報告書において”セルロース断熱材中のホウ酸の防火性能が減少するには300年以上かかる”と述べています。




余談ですが、建物火災における死因が一番多いのはなんだと思いますか?



火傷・焼死と大体の人が思うと思いますが実は、一酸化炭素中毒・窒息が一番多いのです。


約2分・・・ 何の数字だと思いますか?


約2分これは、一般の家庭で火災が発生してから脱出できる制限時間なのです。


2分しかないの?と思われると思いますが、それには理由があります。
先ほど一酸化炭素中毒・窒息が一番多いと言いましたがこれが理由になります。

火が回るには少し猶予があります。しかし、有機物が燃えると各種有毒ガスが発生してしまいます
これを吸ってしまうと意識障害が起きて失神してしまい、そして火がまわって・・・と言う流れになります。


さらに、一酸化炭素中毒などの火災時に発生する有毒ガスが原因と推定される死亡者発生火災は、ぼや等の比較的焼損面積の少ない火災でも発生しています。

家庭で言えば壁に貼られている、塩ビクロス等は安くて綺麗に仕上がりますが、接着剤や材質がビニールですので注意が必要なのです。


CF断熱材は、火に炙られてもすぐに鎮火するので周りに燃え広がりにくい断熱材です。
さらに、壁には漆喰を使用してますのでさらに安心ですね(^^)


次回は『防虫性・防カビ性』を紹介します。

0 件のコメント:

コメントを投稿