2015年3月31日火曜日

湿度調整の大切さ

こんばんわ、みのや白木です。

みのやで採用している、断熱材「セルロースファイバー」の特徴に調湿効果がありますが
どれぐらい大事なのか説明していきます。


まず湿度が高い=湿気が多い状態となり、誰もが「不快である」と感じます
それだけでなく、湿気は「カビ・ダニ・結露」を発生させる大きな要因なのです。
結露は、住まいを傷めてしまうことにもなり兼ねませんし、カビ発生の原因にもなります。
そして、カビ・ダニはアレルギーの原因にもなります。
カビは建材と空気中の両方の水分を利用して増殖します。

カビが発生する条件は以下の通りです。

①温度20~35℃・湿度60%以上で栄養源があるところで発生する。
②湿度75~100%の範囲内ではさらに増殖する。
③湿度が55%になると発生は抑制される。
④温度が36℃以上、10℃以下になると発生は鈍る。

ダニもカビと似ており、20~35℃が活動温度で35℃以上になると生育ができなくなります。
また、湿度が55%以下になるとぐんと死亡率が高くなります。
つまり湿度が高いと、カビやダニが発生し、さらに活動が盛んになります。

じゃあ、湿度を下げちゃえばいいじゃん。・・・と思いますよね?

湿度は低すぎてもダメなのです。

例えば、冬は暖房中の部屋の湿度が低くなり乾燥します。
すると、寒い他の部屋や窓に湿気が流れ、結露が発生し、カビの原因となります。
また、ウイルスは低温・低湿度を好むため、湿度が低すぎると活動が活発になってしまいます。
さらに、のどを傷めたり、のどの保護作用が低下するため、
カゼのウイルスが体内に侵入しやすくなります。

年間を通して、望ましい室内湿度の目安は30~60%と言われています。
そして最も過ごしやすい湿度は『45~60%』です。

乾燥しがちな冬でも、湿度を30%以上を保つように心がけましょう。
また、涼しさ・暖かさの感じ方は「温度」だけでなく「湿度」でも変わります。

例えば夏、健康によい室温は『27~28℃』といわれています。
しかし、この温度設定で冷房しても、あまり涼しく感じられなかった経験がありませんか?

それには「湿度」が関係しています。

室温27~28℃の場合、湿度が60%以上あると涼しく感じないのですが、
50%以下になれば快適に感じるのです。

今年の夏は、室温だけ気にせずに湿度にも目を向けてみてください。
びっくりするぐらい、快適さが変わりますよ!

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