2015年8月4日火曜日

湿度を制すると言う事は

調湿性がある住宅は、表面結露・内部結露を予防するのに大きな効果があります。

木質繊維であるセルロースファイバーは、空気中の湿気を吸放湿する働きがあり
室内の湿度を一定に調節するので湿気が付きまとう日本の風土にぴったりなのです。

調湿性の無い断熱材や素材は、そのままでは湿気がこもってしまい、住宅の問題である結露や部屋の中に居ても、暑すぎたり寒すぎたりします。

これは温度と湿度の関係が大きく関わってくるからです。
たとえば、室温が28℃の時湿度が80%以上だととても暑い部屋だと感じます。
しかし湿度が60%だと、とても過ごしやすい空間に変わります。



人の不快感は、温度に含まれる湿度によって変わり暑い寒いという体感温度も
湿度の変化によって大きく変わります。
ちなみに、人の肌に良いとされている湿度は60%~65%と言われています。
湿度が50%を下回ると肌が乾燥したり、乾燥による疲れ目等のドライアイの原因になります。

湿度が高くなると、カビが発生します。
主に室温が20~30℃あり、有機物が存在し湿度が70%以上ある状態で
空気が淀んだ(換気をしていない)状態になると繁殖し始めます。

ダニは室温が25℃、湿度が75%前後で活発に活動するようになります。


つまり湿度を制すると言う事は、住宅の快適さや体の健康を制する事になります。

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