2014年1月13日月曜日

続・ヒートショック 対策編

予告通りに対策を・・・書く前に、

ヒートショックで亡くなる人は、主に浴室、入浴中に亡くなっています。

では、入浴の動作によって体に起こる変化とは?を説明します。


入浴することにより血圧は次のように変化しています。


・寒い脱衣場や浴室に入る  →  血管が収縮し血圧が上昇する
・脱衣や体を洗う         →  体を動かすことにより血圧が急上昇する
・浴槽につかる         →  体が温まることで血管の拡張と循環血液が改善され、
                       血圧が急激に下降する
・風呂からあがり脱衣所へ  →  血圧は上昇
・服を着る             →  服を着ることで体温が保たれるので血圧は下降する



この血圧の変動は、健康な人にとっては何でもないことのようですが、高齢者や高血圧の人には、
想像以上に体に負担がかかってしまいます。

血圧が変化することによって、不整脈や心臓停止が起こることがあります。

血圧の上昇が大きければ大きいほど、下がる時も急降下し危険な状態が増していくことになります。


さて・・・そんなヒートショックですが、少しでもこの脅威から身を守るための簡単な対策はこちら。

・シャワーを使用して浴槽にお湯をためる。

・寒い時期は、浴室と脱衣所を暖めておく。

・お風呂の温度は、38~40度くらいの低めに設定する。

・高齢者や高血圧の方の一番風呂を避ける。


これだけ気を付けるだけで、ヒートショックの発生率は軽減されます。

ヒートショックが起こる代表的なケースは冬期の入浴ですが、冬場だけとは限らないので十分注意しましょう。

たとえば、夏でもガンガンに冷房をかけて涼しい部屋から、外に出た時にヒートショックを起こす人が発生してしまうかもしれません。

高血圧の方や、高齢者の方はヒートショックを引き起こさないように気を付けないといけませんね。


ちなみに、「ヒートショック」という言葉は、実は不動産用語だったりします。

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