今日が、今年の仕事納めです。
新年は1月5日(日曜日)から通常営業となります。
年末年始に向けて風邪など体調を崩さぬよう健康には気を付けましょう!
さてさて・・・
木材は、よく『呼吸する』と言われますが、実際に呼吸しているわけではなく木材が
水蒸気を吸ったり放出することを比喩したものなのです。
木材が貯蔵する水には、『自由水』と『結合水』と二つあります。
その中で調湿作用に関係しているのは『結合水』です。
これは、目に見えない分子レベルの話になるのですが、「水分子」が木材繊維を構成する
『セルロース分子』と分子結合することにより蓄えられるものです。
なので、よく乾燥した木材の中には、目に見える水が蓄えられるわけではないのです。
木材の調湿機能は、湿度が変化した時に『結合水』の結合や分離が生じます。
つまり、木材は湿度が高くなると吸湿し、湿度が下がると放湿します。
私たちの、日常生活の中では気温も湿度も変化しているので、木材は吸放湿しています。
調湿性がある断熱材「セルロースファイバー」ではどうでしょうか?
たとえば、40坪程度の家の壁と天井にセルロースファイバーを充填した場合、
約1.5t=1500kgの量が入るのですが、総重量の約12~15%吸湿するので
約180~225リットルもの水蒸気を吸湿できるのです。
参考として、一般的生活から発生する水蒸気量は、1日で約7~10リットルと言われています。
このようなデーターを見るとセルロースの調湿力の凄さがわかりますね!
そして、湿度とは空気中に含まれる水分量を最高で100%とした割合の事を言うのですが、
気温、温度によって保有できる最高水分量が変化します。
空気中の最高保有水分量は、湿度が高くなるにつれて多くなり、湿度が低くなるにつれて少なくなる傾向があります。
なので、高い気温でたくさん含んでいた水分が、低い気温になることによって、保有できない水分がでてしまいます。
すると湿度100%を超えてしまった水分が水滴として、目に見える状態で現れてくるのです。
次に結露の原因とは、暖房などをつけて部屋を暖かくすることで、湿度をたくさん含んだ空気が
窓や床や壁など冷たい部分の冷えた場所に近づくことにより冷やされて、湿度100%を超えてしまい水分が溢れて水滴となり、結露となって目に見えるのです。
セルロースファイバーで施工されたお家は、その高い断熱性能により室内の熱を屋外に逃がさず
温度の低下を防ぎ、さらに室内の水蒸気を吸湿して湿度の上昇を抑えているので結露が発生しません。
このように、梅雨のじめーっとした季節もスッキリとした生活ができるのは、セルロースファイバーの調湿性能が優れているからです。
2013年12月28日土曜日
2013年12月27日金曜日
セルロースファイバー防火の仕組み
セルロースファイバーは難燃性に分類されています。
新聞紙でつくられているから・・・と、よく燃えるように思われます。
ホウ酸(熱が加わるとガラスと水になる)を添加しているため炭化を促進し、燃焼している物体からの可燃ガスの発生をおさえ、化学的に結合している水の放出作用も働き、炎燃焼をおさえます。
溶解したホウ酸は炭化物の周囲に保護膜をつくり、空気酸化を低減します。
ホウ酸がくすぶり燃焼を阻止するのはこれが理由です。
実際に、ガスバーナーで直接加熱(1,000℃)しても、表面が炭化するのみで燃えません。
表面が焦げて炭化することによって燃焼に必要な酸素の供給も止められ、延焼を防止しています。
ウレタン系の断熱材も同様にガスバーナーで直接加熱(1,000℃)すると、不燃材の為燃焼しませんが、どんどん溶けてしまい裏の合板に火が着いてしまいます。
セルロースファイバーは自然素材のみ材料ですので、白い煙が少し出ますが、黒い煙の有毒ガスの発生もありません。
万が一の火災の発生にも延焼を防ぎますので、命の助かる確率は高くなるのではないかと思います。
以上のことから、セルロースファイバーは難燃性とされていますが、不燃材としてのウレタンのように溶けず、ホウ酸の働きによる炭化作用で延焼もしないので、全ての断熱材の中で防火性がトップクラスの安全な断熱材だと思います。
新聞紙でつくられているから・・・と、よく燃えるように思われます。
ホウ酸(熱が加わるとガラスと水になる)を添加しているため炭化を促進し、燃焼している物体からの可燃ガスの発生をおさえ、化学的に結合している水の放出作用も働き、炎燃焼をおさえます。
溶解したホウ酸は炭化物の周囲に保護膜をつくり、空気酸化を低減します。
ホウ酸がくすぶり燃焼を阻止するのはこれが理由です。
実際に、ガスバーナーで直接加熱(1,000℃)しても、表面が炭化するのみで燃えません。
表面が焦げて炭化することによって燃焼に必要な酸素の供給も止められ、延焼を防止しています。
ウレタン系の断熱材も同様にガスバーナーで直接加熱(1,000℃)すると、不燃材の為燃焼しませんが、どんどん溶けてしまい裏の合板に火が着いてしまいます。
セルロースファイバーは自然素材のみ材料ですので、白い煙が少し出ますが、黒い煙の有毒ガスの発生もありません。
万が一の火災の発生にも延焼を防ぎますので、命の助かる確率は高くなるのではないかと思います。
以上のことから、セルロースファイバーは難燃性とされていますが、不燃材としてのウレタンのように溶けず、ホウ酸の働きによる炭化作用で延焼もしないので、全ての断熱材の中で防火性がトップクラスの安全な断熱材だと思います。
2013年12月26日木曜日
今年もあとわずか・・・
あと5日で今年も終わってしまいますね。
今頃、寒さも厳しくなってきたなーと感じるようになってきました。
ここ数年、毎年31日に伊勢神宮に行っているのですが今年もどうやら行くことになりそうです。
今年も込みそうなので、(前回は片道に4時間かかりました。)早めに出陣することになりました(^o^;)
さて、みのやで使用している断熱材「セルロースファイバー」の歴史を調べてみました。
1950年代に開発され1970年代より、アメリカで一般的に使用され始めました。
ちなみに日本では、1941年に東京銀行(当時:横浜正金銀行)の建物に外国人により施工されているそうです。
開発が1950年なのに1941年に使用されているの・・・?って思っていたら、米国で生産開始されたのが1940年のようで、1950年の開発は新聞紙や電話帳の大量のゴミを減らすことを目的に開発されたみたいです。
そして、アメリカで初めてセルロースファイバー断熱材を取り入れた建築家は第3代アメリカ合衆国大統領のThomas Jeffersonで、自身の邸宅でもあるMonticelloに施工をしました。
アメリカの5セント硬貨の裏面に描かれている建物です。
Thomas Jeffersonは、建築家でありヨーロッパから様々な技術やアイデアをアメリカに持ち込んだことで有名なので、もしかしたら起源はヨーローッパにあるかもしれません。
という事でした。
今回調べれたのはここまで・・・。
次回はまたセルロースの性質を詳しく載せていこうと思います。
今頃、寒さも厳しくなってきたなーと感じるようになってきました。
ここ数年、毎年31日に伊勢神宮に行っているのですが今年もどうやら行くことになりそうです。
今年も込みそうなので、(前回は片道に4時間かかりました。)早めに出陣することになりました(^o^;)
さて、みのやで使用している断熱材「セルロースファイバー」の歴史を調べてみました。
1950年代に開発され1970年代より、アメリカで一般的に使用され始めました。
ちなみに日本では、1941年に東京銀行(当時:横浜正金銀行)の建物に外国人により施工されているそうです。
開発が1950年なのに1941年に使用されているの・・・?って思っていたら、米国で生産開始されたのが1940年のようで、1950年の開発は新聞紙や電話帳の大量のゴミを減らすことを目的に開発されたみたいです。
そして、アメリカで初めてセルロースファイバー断熱材を取り入れた建築家は第3代アメリカ合衆国大統領のThomas Jeffersonで、自身の邸宅でもあるMonticelloに施工をしました。
アメリカの5セント硬貨の裏面に描かれている建物です。
Thomas Jeffersonは、建築家でありヨーロッパから様々な技術やアイデアをアメリカに持ち込んだことで有名なので、もしかしたら起源はヨーローッパにあるかもしれません。
という事でした。
今回調べれたのはここまで・・・。
次回はまたセルロースの性質を詳しく載せていこうと思います。
2013年12月24日火曜日
2013年12月22日日曜日
明日はD様邸の上棟 ホウ酸水
明日は桑名市の上棟があります。
その準備に防蟻処理用のホウ酸水を作成した時に、PH水溶液がある事を思い出し
ホウ酸水は何性になるのか調べてみました。
◆PH試験用水溶液・・・
酸性・中性・アルカリ性を調べる液体で、左から黄色・緑色・青色と反応する水溶液です。
その結果・・・
ホウ酸水は青色に反応しました。
青色に反応したという事は、このホウ酸水はアルカリ性と判明しました。
よく、ホウ酸水が金具に付くと錆びるんじゃないのか?と質問されますが、
そこは全く問題なく、逆にホウ酸水は防錆の特性がある事がわかりました。
ホウ酸の『酸』で酸性だと思いがちですが、
実際は、ホウ酸塩【ホウ酸ナトリウム=ホウ砂。塩素の塩ではない】の一種で、
ほぼ中性で酸性側にならないという事です。
うーん、ホウ酸ってすごい!
その準備に防蟻処理用のホウ酸水を作成した時に、PH水溶液がある事を思い出し
ホウ酸水は何性になるのか調べてみました。
◆PH試験用水溶液・・・
酸性・中性・アルカリ性を調べる液体で、左から黄色・緑色・青色と反応する水溶液です。
その結果・・・
ホウ酸水は青色に反応しました。
青色に反応したという事は、このホウ酸水はアルカリ性と判明しました。
よく、ホウ酸水が金具に付くと錆びるんじゃないのか?と質問されますが、
そこは全く問題なく、逆にホウ酸水は防錆の特性がある事がわかりました。
ホウ酸の『酸』で酸性だと思いがちですが、
実際は、ホウ酸塩【ホウ酸ナトリウム=ホウ砂。塩素の塩ではない】の一種で、
ほぼ中性で酸性側にならないという事です。
うーん、ホウ酸ってすごい!
2013年12月21日土曜日
寒い寒い・・・。 ~ラジエントヒーターの実演会~
外の冷風に負けそうです・・・。
家では、ついに自室の暖房が起動し始めました。
でも上半身は大丈夫ですが、部屋の足元がさっっっむいっ!
靴下+モコモコなスリッパを履いていてもつま先が冷たくなります・・・
セルロース断熱+無垢材の床+地熱の床暖房を体感しているので快適さの違いがよくわかります。
さて、明日は鈴鹿ハンター店でラジエントヒーターの実演会があります。
IHクッキングヒーターではなく、IHラジエントヒーターです。
IHとは違い、実際にヒーター部分に熱源が発生するので、基本的にどんな鍋(土鍋)やフライパンも使用することができます。
ただ、IHと一緒でヒーター面がフラットなので、底が丸いタイプの物は使用できないので注意が必要です。(中華鍋等)
さらに、ラジエントヒーターは熱源から遠赤外線が発生しているので、キッチンで炭火を使ったようなお料理が出来るのです。
そんな調理器+料理を実際に見てもらうために、みのやでは定期的にラジエントヒーターの実演をしています。
開催日はHPでも予告しますので、これからキッチンを選ぼうと思っている方は一度参加して体験してみませんか?
家では、ついに自室の暖房が起動し始めました。
でも上半身は大丈夫ですが、部屋の足元がさっっっむいっ!
靴下+モコモコなスリッパを履いていてもつま先が冷たくなります・・・
セルロース断熱+無垢材の床+地熱の床暖房を体感しているので快適さの違いがよくわかります。
さて、明日は鈴鹿ハンター店でラジエントヒーターの実演会があります。
IHクッキングヒーターではなく、IHラジエントヒーターです。
IHとは違い、実際にヒーター部分に熱源が発生するので、基本的にどんな鍋(土鍋)やフライパンも使用することができます。
ただ、IHと一緒でヒーター面がフラットなので、底が丸いタイプの物は使用できないので注意が必要です。(中華鍋等)
さらに、ラジエントヒーターは熱源から遠赤外線が発生しているので、キッチンで炭火を使ったようなお料理が出来るのです。
そんな調理器+料理を実際に見てもらうために、みのやでは定期的にラジエントヒーターの実演をしています。
開催日はHPでも予告しますので、これからキッチンを選ぼうと思っている方は一度参加して体験してみませんか?
2013年12月17日火曜日
2013年12月9日月曜日
N様邸 塗り壁
2013年12月2日月曜日
O様邸見学会2日目
登録:
投稿 (Atom)