今回は『防虫性・防カビ性』についてご紹介します。
セルロースファイバー(以後:CF)にはホウ酸が添付されています。
ホウ酸と言えば何を思い浮かべますか?
一番思いつかれるのが多いのは、ゴキブリ対策のホウ酸団子ではないでしょうか?
ゴキブリ駆除に、ホウ酸団子が有効であることは広く知られています。
InCide PCセルロースファイバーは、害虫駆除試験において、99.7%ものゴキブリ駆除という高い結果が数値にて証明を得ています。
その他にも、アリ・キクイムシ・シロアリに同様の効果があります。
なぜホウ酸はゴキブリやシロアリ対策となるのか・・・?
ゴキブリやシロアリがホウ酸を摂取すると、腎臓を持たない昆虫は代謝をストップさせて生存できなくなるからです。
簡単に言えば、昆虫は気づかないうちに脱水症状になり死んでしまうのです。
みのやでは、ホウ酸水をシロアリ・防カビ対策に構造材に添付させて頂いてます。
シロアリ対策の薬品と違い、ホウ酸は揮発しないので半永久的に添付され続けます。
次回は『安全性』について紹介します。
6月8日には、四日市TOTOショールームで、家づくりセミナー・資金計画セミナーがあります。
お気軽にお問い合わせください。
2014年5月29日木曜日
2014年5月24日土曜日
セルロースファイバーのあれこれ・・・4
セルロースファイバーの『防火・耐火性』について、まずはこちらをご覧ください。
グラスウール(左)、セルロースファイバー(中央)、 断熱材無し(右)3棟の火災実験。
カナダの第三者機関監視の下、火災実験が行われた実験動画です。
・断熱材無し 40分後 一番早く崩壊。
・グラスウール 42分30秒後 崩壊。
・セルロースファイバー 67分後 崩壊。
・断熱材無し 40分後 一番早く崩壊。
・グラスウール 42分30秒後 崩壊。
・セルロースファイバー 67分後 崩壊。
ここまで燃えてしまっては、どの断熱材も変わりはないかもしれませんが、もしも周りの家への影響などを考えると・・・この結果はとても重要だと思います。
ここまで耐火性を持つセルロースファイバーの秘密は「ホウ酸」にあります。
ホウ酸はセルロースファイバーの中に添付されていて、自己消化作用があるからなのです。
ホウ酸は炭化を促進し、燃焼している物体からの可燃ガスの発生をおさえ、
化学的に結合している水の放出作用も働き、炎燃焼をおさえます。
燃えたホウ酸は炭化物の周囲に保護膜をつくり、空気酸化を抑えます。
ホウ酸がくすぶり燃焼を阻止するのはこれが理由です。
実際に、ガスバーナーで直接加熱(1,000℃)しても、表面が炭化するのみで燃えません。
表面が焦げて炭化することによって燃焼に必要な酸素の供給を止めて、燃えるのを防止しています。
不燃材であるウレタン系の断熱材も同様に、ガスバーナーで直接加熱(1,000℃)すると、
燃焼はしませんが、どんどん溶けてしまい裏の合板に火が着いてしまいます。
セルロースファイバーは自然素材のみ材料ですので、白い煙が少し出ますが、まっ黒い煙の有毒ガスの発生もありません。
万が一の火災の発生にも延焼を防ぎますので、命の助かる確率は高くなりますね!
次回は『防虫性・防カビ性』について書いていきます。
2014年5月22日木曜日
セルロースファイバーのあれこれ・・・3
今回は『防音性』です。
防音実験動画
動画を見る限り圧倒的にセルロースファイバー(以後:CF)の時の方が静かですね。
音を吸収するたくさんの小さい穴(多孔性)を持つCFは、車の音や話し声などの騒音をやわらげます。
また、高密度に充填することにより、音を伝える役割を果たす空気が少なくなるので、さらに騒音を少なくすることができます。
その防音効果はアメリカでは空港周辺の防音材として使用されるほどです。このCFは、1㎡/55±5kgで壁の中に吹き込んでいきます。
セルロースファイバーは隙間なくパンパンに施工されるので、必然的に付加されるのです。
この密度が防音効果・・・"静寂さ"を得ることができる断熱材です。
みのやにも防音実験道具はございますので、実際に目の前で実験させて頂きます。
お気軽に「みのやハンター店」までお越しください。
次回は『耐火性』について紹介します。
防音実験動画
動画を見る限り圧倒的にセルロースファイバー(以後:CF)の時の方が静かですね。
音を吸収するたくさんの小さい穴(多孔性)を持つCFは、車の音や話し声などの騒音をやわらげます。
また、高密度に充填することにより、音を伝える役割を果たす空気が少なくなるので、さらに騒音を少なくすることができます。
その防音効果はアメリカでは空港周辺の防音材として使用されるほどです。このCFは、1㎡/55±5kgで壁の中に吹き込んでいきます。
セルロースファイバーは隙間なくパンパンに施工されるので、必然的に付加されるのです。
この密度が防音効果・・・"静寂さ"を得ることができる断熱材です。
みのやにも防音実験道具はございますので、実際に目の前で実験させて頂きます。
お気軽に「みのやハンター店」までお越しください。
次回は『耐火性』について紹介します。
2014年5月19日月曜日
セルロースファイバーのあれこれ・・・2
前回は断熱効果の説明はいかがでしたか?今回は調湿性についてご紹介します。
セルロースファイバー(以後:CF)最大の特徴である調湿性能とは。
CFの材料は新聞紙です。新聞紙と言えば、濡れた靴の中に入れて乾燥させるのに使用した事はないでしょうか?
なぜ新聞紙を使うのか・・・
それは、新聞紙が高い吸放湿性能(湿気を吸ったり吐いたり呼吸をする効果)を持っているからです。
そのため、壁に充填されたCFは高い吸放湿性能を発揮します。
吸放湿性能の利点とは?
たとえば、梅雨のジメジメしたイヤな時期。これは湿気が多いため(空気中の水分量が多い)に起こる現象です。
このとき、CFの高い吸湿性能で空気中の湿気を吸い込む働きをします。
そのため、室内では湿気が安定した快適な住空間となります。
また、冬場の乾燥した時期(空気中の水分量が少ない)には、放湿性能で空気中に湿気を吐き出します。
湿度調整実験写真→ここをクリック
この調湿効果により、結露防止が可能となります。
CFは、土壁の調湿性に断熱性がプラスされた断熱材なのです。
今回はここまでとします。次回は『防音性』についてご紹介します。
セルロースファイバー(以後:CF)最大の特徴である調湿性能とは。
CFの材料は新聞紙です。新聞紙と言えば、濡れた靴の中に入れて乾燥させるのに使用した事はないでしょうか?
なぜ新聞紙を使うのか・・・
それは、新聞紙が高い吸放湿性能(湿気を吸ったり吐いたり呼吸をする効果)を持っているからです。
そのため、壁に充填されたCFは高い吸放湿性能を発揮します。
吸放湿性能の利点とは?
たとえば、梅雨のジメジメしたイヤな時期。これは湿気が多いため(空気中の水分量が多い)に起こる現象です。
このとき、CFの高い吸湿性能で空気中の湿気を吸い込む働きをします。
そのため、室内では湿気が安定した快適な住空間となります。
また、冬場の乾燥した時期(空気中の水分量が少ない)には、放湿性能で空気中に湿気を吐き出します。
湿度調整実験写真→ここをクリック
この調湿効果により、結露防止が可能となります。
CFは、土壁の調湿性に断熱性がプラスされた断熱材なのです。
今回はここまでとします。次回は『防音性』についてご紹介します。
2014年5月15日木曜日
日立太陽光パネル研修へ行ってきました。
水曜日は、名古屋まで日立太陽光パネルの研修へいってきました。
これを受講して試験に受かると、パナソニックの太陽光施工店として認可される研修です。
これからは、太陽光についての情報も配信していこうと思いますので、よろしくお願いします(・ω・)ノ
今週末は、白子のM様邸で完成見学会があります。
こちらもお気軽にお問合せください。
お問い合わせ先:059-373-7977
これを受講して試験に受かると、パナソニックの太陽光施工店として認可される研修です。
これからは、太陽光についての情報も配信していこうと思いますので、よろしくお願いします(・ω・)ノ
今週末は、白子のM様邸で完成見学会があります。
こちらもお気軽にお問合せください。
お問い合わせ先:059-373-7977
2014年5月9日金曜日
セルロースファイバーのあれこれ
みのやでは断熱材にセルロースファイバーを使用しています。
みのやHPの中でも紹介していますが、セルロースファイバーと言うのは
『断熱効果・調湿性(防カビ性)・防音性・耐火性・防虫防カビ・安全性』
と優れた特性があります。
まずは、「断熱性」です。
一般的に使用されている断熱材と言えばグラスウール(以後:GW)が最初に出てきますね。
黄色い綿のような物で触るとチクチク痒くなるやつ!っと言われたら「あぁーあれかー」とわかる方も居るかと思われます。
セルロースファイバー(以後:CF)ですが、これは紙の断熱材です。
毎朝、受け取る新聞紙これが材料の断熱材です。
みのやで使用しているインサイドPC社のCFは、アメリカの新聞紙から作られています。
(なぜアメリカの新聞紙なのか?というのは後日、安全性の説明で書きます。)
さて、この二つの断熱材をコロラド州の建築大学(デンバー大学)で、実際の断熱性能を試験したところ、
CFを使用した建物はGWを使用した建物に比べて、暖房のためのエネルギー消費が26.4%少ないことが証明されました。
暖房のためのエネルギー消費が26.4%少ないという事はつまり、それだけ冷暖房にかける電気代も抑えられるという事ですよね。
そもそも、断熱材の目的というのは、熱伝導率の非常に小さい「空気」をいかに効率よく残熱材の中に閉じ込めて、動かないようにするかが大切です。
CFはさまざまな太さの繊維が絡み合う事で、無数の空気の層を作り出します。
また、この1本1本の繊維 の中にも空気層が存在しているのです。この空気の存在がよりいっそう高い断熱性を引き出しています。
さらにCFの施工は、専用の機械を使用して吹込みを行うので隙間・偏りなく隅々まで充填することが出来ます。
年数劣化で沈下するとよく言われますが、施工密度55±5kg/㎡で施工するので自重による沈殿は起こりません。ピンッと貼ったシートにCFをしっかりと充填する事が大事なのです。
手を抜かない工法だから、沈下対策にもなっています。
次回は調湿性について載せようと思います。
みのやHPの中でも紹介していますが、セルロースファイバーと言うのは
『断熱効果・調湿性(防カビ性)・防音性・耐火性・防虫防カビ・安全性』
と優れた特性があります。
まずは、「断熱性」です。
一般的に使用されている断熱材と言えばグラスウール(以後:GW)が最初に出てきますね。
黄色い綿のような物で触るとチクチク痒くなるやつ!っと言われたら「あぁーあれかー」とわかる方も居るかと思われます。
セルロースファイバー(以後:CF)ですが、これは紙の断熱材です。
毎朝、受け取る新聞紙これが材料の断熱材です。
みのやで使用しているインサイドPC社のCFは、アメリカの新聞紙から作られています。
(なぜアメリカの新聞紙なのか?というのは後日、安全性の説明で書きます。)
さて、この二つの断熱材をコロラド州の建築大学(デンバー大学)で、実際の断熱性能を試験したところ、
CFを使用した建物はGWを使用した建物に比べて、暖房のためのエネルギー消費が26.4%少ないことが証明されました。
暖房のためのエネルギー消費が26.4%少ないという事はつまり、それだけ冷暖房にかける電気代も抑えられるという事ですよね。
そもそも、断熱材の目的というのは、熱伝導率の非常に小さい「空気」をいかに効率よく残熱材の中に閉じ込めて、動かないようにするかが大切です。
CFはさまざまな太さの繊維が絡み合う事で、無数の空気の層を作り出します。
また、この1本1本の繊維 の中にも空気層が存在しているのです。この空気の存在がよりいっそう高い断熱性を引き出しています。
さらにCFの施工は、専用の機械を使用して吹込みを行うので隙間・偏りなく隅々まで充填することが出来ます。
年数劣化で沈下するとよく言われますが、施工密度55±5kg/㎡で施工するので自重による沈殿は起こりません。ピンッと貼ったシートにCFをしっかりと充填する事が大事なのです。
手を抜かない工法だから、沈下対策にもなっています。
次回は調湿性について載せようと思います。
2014年5月2日金曜日
セルロースの吹込み A様邸
みなさんGWいかがお過ごしですか?
みのやは、明日3日から5日までの3日間お休みを頂きます。m(_ _)m
現在A様邸では、セルロースファイバーの吹込み工事をしています。
壁の中に、隙間なくパンパンに詰められています。
隙間ないしっかりとした施工が、快適な空間をつくる秘訣なのです。
1枚目の写真では吹込んだ場所の穴が開いていますが、このあと専用シートで穴を塞ぎます。
こちらの現場は、いつもの現場よりとても広いので吹込みも大変です(゜ω゜;)
吹き込む前と後で、家の中の空気が全然違うことに驚きます。
これから気温も上がってくるので、断熱性の差も実感できると思いますよ!
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