大半の人は「日当たりが良い・風通しが良い・開放感がある」などが浮かんでくるのではないでしょうか?
しかし日本では、窓を開けて心地よい空気を楽しめるのはほんのわずかな期間です。
寒さ暑さや雨など、気候が変わる日本では、年間233日は窓を開けても快適とはいえません。
では、快適な住まいとは?窓を閉めていても快適な室内環境を実現することだと思いませんか?
皆さんの室内環境は快適ですか?快適と感じることと“温度差”は密接に関係しているのです。
今回はこの“温度差”に注目し、理想の室内環境を以下の3つに整理してみました。
(1)水平の温度差
家の内外温度差・住居内の室間温度差など、水平方向の温度差を指す
■冬の室内温度差は…
暖房居室と非暖房居室 【5℃以内】
廊下とトイレ 【3℃以内】
※全ての場所でもっとも厳しい【3℃以内】を目指す
■推奨の温度・湿度は…
夏/27~28℃・50~70%(内外温度差5~7℃)
冬/20~21℃・40~60%(非居室の下限17℃)
(2)時間による温度差
夜~朝の温度差。夏・冬共に、空調を切ってから翌朝までの温度差を指す
■快眠を得られる寝室の温度・湿度は…
冬期は【室温下限16℃】を保つ
夏期は【室温上限28℃・湿度70%以下】を保つ
これらの推奨値を目安として室温を維持することで、時間による温度差を緩和します
(3)上下温度差
室内の上下間の温度差。床と床から1.2mおよび天井との温度差を指す
■快適でリラックスできる温度差は…
床と床から1.2mの温度差【2℃以内】
床と天井の温度差【3℃以内】
以上の条件をクリアすることで、室内環境はよくなり、私達は快適な生活を送れます。
“住まい”は私達の生活のベースとなるものなので、快適な日常生活を送るためにも、これから家創りを計画する際は、『温度のバリアフリー』を充分考慮して「家創り」に取り組みたいですね!
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