2016年3月29日火曜日

家1軒のセルロースファイバー使用量


2階建て30坪のお家で、吹き込み面積が200㎡ある場合上に写っているセルロースファイバーが約80袋使用されます。(壁厚100mmにて施工)
住宅の仕様によってさらに追加で使用する場合もあります。

この80袋使用されたお家は断熱材で約1.2トンもの重量が充填されます。
セルロースファイバーが1.2トン充填されていると、断熱材で約180リットル(ドラム缶約1本分)もの調湿効果を発揮します。(重量の15%)

セルロースファイバーのお家が、夏でもジメジメしにくいのは調湿効果が発揮されているからなのです。
梅雨時に2階を断熱施工し、次の日に現場に入るとすでに1階と2階で空気感が違うのがはっきりとわかります。

構造見学会等で、外のジメジメ感が工事中のお家に入ると無くなるのは体感してみないとわからない感動があります!

春が過ぎて夏になれば嫌でも付き合わないといけない、ジメジメとした日々とおさらば出来る断熱材はセルロースファイバーだけの特権ですよヾ(^0^)シ

2016年3月26日土曜日

セルロースシート張り

現在建築中の現場でセルロースのシートを施工しています。




~~~動画はこちら~~~

みのやではこの後、胴縁でシートを抑えてセルロースの吹き込みに備えます。


2016年3月22日火曜日

断熱材セルロースファイバー

一般的に使用されている断熱材と言えばグラスウール(以後:GW)が最初に出てきますね。
黄色い綿のような物で触るとチクチク痒くなるやつ!っと言われたら「あー、あれか!」とわかる方も居るかと思われます。

セルロースファイバー(以後:CF)ですが、これは紙の断熱材です。
毎朝、受け取る新聞紙これが材料の断熱材です。
みのやで使用しているCFは、アメリカの新聞紙から作られています。

二つの断熱材をコロラド州の建築大学(デンバー大学)で、実際の断熱性能を試験したところ、

CFを使用した建物はGWを使用した建物に比べて、暖房のためのエネルギー消費が26.4%少ないことが証明されました。

暖房のためのエネルギー消費が26.4%少ないという事はつまり、それだけ冷暖房にかける電気代も抑えられるという事です。

住宅に使われる断熱材の目的は、熱伝導率の非常に小さい「空気」をどれだけ効率よく残熱材の中に閉じ込めて、動かないようにするかが大切です。

CFはさまざまな太さの繊維が絡み合う事で、無数の空気の層を作り出します。
また、この1本1本の繊維 の中にも空気層が存在しているのです。この空気の存在がよりいっそう高い断熱性を引き出しています。

CFの施工は、専用の機械を使用して吹込みを行うので隙間・偏りなく隅々まで充填することが出来ます。

年数劣化で沈下するとよく言われますが、施工密度55±5kg/㎡で施工するので自重による沈殿はほとんど起こりません。
ピンッと貼ったシートの中にCFをしっかりと充填する事が大事なのです。

吹き込み作業に手を抜かない工法だからこそ、断熱材の沈下対策にもなっています。




実際に吹き込んだ後にシートを剥がしても、CFは崩れ落ちてくることはありません。

2016年3月18日金曜日

小屋裏断熱

小屋裏をセルロースで断熱している動画です。


小屋裏の中を吹き込みする時は、とくに粉塵が凄いので作業者は完全防具状態です。
ビデオ撮影なので、ほぼ真っ黒ですが実際はもう少し明るいです。
このまま、セルロースを規定の量吹き積もらせて小屋裏の施工が完了します。

壁の吹き込み施工とは違い、吹き積もらせの場合セルロースがふんわりと乗っているので
時間経過で中の空気が抜け少し高さが下がります。
ですので、規定高さより多めに吹き積もらせています。

間取りで吹き抜けの勾配天井の場合は、壁面と同じで勾配屋根面のシートの中に吹き込みます。

セルロースファイバーの断熱性能が高いので、吹き込んだ次の日には温度の違いが体感できます。

みのやでは、建築中の構造見学なども開催しているので、ご興味のある方は是非お問い合わせください。