セルロースファイバーの調湿性の凄さとは?
セルロースファイバーで施工した住宅は、総重量の約15%の空気を調湿します。
1棟に使用されるセルロースの重量は、1袋15kgの材料を約80袋使用するので平均1200kgもの重量が家の断熱材として使用されます。
(1200kgの15%は180kg)
180kgというのはドラム缶1本分水蒸気を蓄えることができます。
調湿性の実験の様子ですが、コップに熱湯を注ぎ、調湿性能を比較しました。
2時間半後・・・
グラスウールは湿気により、曇ってしまいましたがセルロースファイバーは
湿度を見ても一定に保つ事がわかりますね!
<<調湿とは・・・?>>
材料表面の孔に接する空気の湿度が高くなった時、空気中の湿気が穴に取り込まれる現象を
『吸湿』といいます。
反対に、接する空気が低くなった時に取り込まれていた湿気が空気中に放散される現象を
『放湿』といいます。
<<吸湿と給水の違い>>
吸湿と吸水は性質が異なります。吸湿は水蒸気を、吸水は水を扱うことです。
素材の表面形状の違いにより、いくつかに分類されます。
①吸湿も吸水もする。 (自然素材
②吸水はするが、吸湿はしない (グラスウールなど
③吸湿も吸水もしない。 (ガラス、金属など
<<吸放湿性>>
室内の温度上昇、湿度低下がある場合は、吸放湿性のある材料の水蒸気が室内に放湿され
逆に温度の低下あるいは、湿度の上昇がある場合には室内の水蒸気が吸放湿性のある材料に吸湿されます。
湿度域と吸放湿材料の利用目的を分類すると・・・
・高湿域、低湿域では、結露や過乾燥などによる湿害防止などの利用目的に使われる。
・中湿域では、快適空間を維持や室内除湿や熱負荷削減など付加価値をつける事に使われる。
セルロースファイバーは室内の相対湿度の変化が小さくなるように作用します。
湿度を調整する働きがあるので、調湿性と呼んでいます。
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