2016年2月20日土曜日

セルロースファイバーの防火について

セルロースファイバーは難燃性に分類されています。
難燃性とは、燃焼する速さは遅いがある程度の時間は燃え続ける性質をもっています。

新聞紙から作られているのでよく燃えると思われますが、ホウ酸を添加しているため
炭化を促進し、燃焼している物体からの可燃ガスの発生をおさえ、科学的に結語している
水の放出作用も働き、炎燃焼をおさえます。

溶解したホウ酸は炭化物の周囲に保護膜をつくり、空気酸化を低減します。
ホウ酸が燃焼を阻止できるのは、この作用があるからです。

バーナー等で直接加熱しても、表面が炭化するだけで燃えません。



表面が焦げて炭化することによって燃焼に必要な酸素の配給も止められ、燃焼を防止しています。

セルロースファイバーは自然素材のみの材料なので、煙が少し出ますが
真っ黒な煙の有毒ガスの発生もありません。
万が一火災が発生しても、延焼を防ぐので命の助かる可能性は高くなるのではないかと思います。


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